天皇賞春 2019 血統考察|過去10年の傾向分析|サンデー系が連勝中

リッキー
どうも、リッキーです。ご覧いただきありがとうございます。

天皇賞春の血統考察を行っています。
基本的には昨年の記事を引き継いでいるのですが、新しく見直している部分もあるので、最後までご覧いただければ幸いです。

今年もおさらいの気持ちでご覧いただければ幸いです。

今年の出走予定馬一覧はこちらに記載していますので、ご興味ありましたらご覧ください。

リッキー
基本的には昨年の記事の焼き直しです

それでは血統についてチェックしていきます。

天皇賞春の過去10年の血統構成

1着2着3着
母父母父母父
2018レインボーラインシュヴァルグランクリンチャー
ステイゴールドフレンチデピュティハーツクライMachiavellianディープスカイブライアンズタイム
サンデーサイレンス系デピュティミニスター系サンデーサイレンス系ミスプロ系サンデーサイレンス系ロベルト系
2017キタサンブラックシュヴァルグランカレンミロティック
ブラックタイドサクラバクシンオーハーツクライMachiavellianディープインパクトOrpen
サンデーサイレンス系プリンスリーギフト系サンデーサイレンス系ミスプロ系サンデーサイレンス系ダンチヒ系
2016キタサンブラックカレンミロティックシュヴァルグラン
ブラックタイドサクラバクシンオーハーツクライA.P. IndyハーツクライMachiavellian
サンデーサイレンス系プリンスリーギフト系サンデーサイレンス系エーピーインディ系サンデーサイレンス系ミスプロ系
2015ゴールドシップフェイムゲームカレンミロティック
ステイゴールドメジロマックイーンハーツクライアレミロードハーツクライA.P. Indy
サンデーサイレンス系パーソロン系サンデーサイレンス系リボー系サンデーサイレンス系エーピーインディ系
2014フェノーメノウインバリアシオンホッコーブレーヴ
ステイゴールドDanehillハーツクライStorm Birdマーベラスサンデーダンシングブレーヴ
サンデーサイレンス系ダンチヒ系サンデーサイレンス系ストームバード系サンデーサイレンス系リファール系
2013フェノーメノトーセンラーレッドカドー
ステイゴールドDanehillディープインパクトLyciusCadeaux GenereuxPeintre Celebre
サンデーサイレンス系ダンチヒ系サンデーサイレンス系ミスプロ系サンデーサイレンス系サンデーサイレンス系
2012ビートブラックトーセンジョーダンウインバリアシオン
ミスキャストブライアンズタイムジャングルポケットノーザンテーストハーツクライStorm Bird
サンデーサイレンス系ロベルト系グレイソヴリン系ノーザンテースト系サンデーサイレンス系ストームバード系
2011ヒルノダムールエイシンフラッシュナムラクレセント
マンハッタンカフェラムタラKing’s BestPlatiniヤマニンセラフィムサクラシヨウリ
サンデーサイレンス系ニジンスキー系ミスプロ系ハンプトン系サンデーサイレンス系パーソロン系
2010ジャガーメイルマイネルキッツメイショウドンタク
ジャングルポケットサンデーサイレンスチーフベアハートサツカーボーイマンハッタンカフェMachiavellian
グレイソヴリン系サンデーサイレンス系ダンチヒ系ファイントップ系サンデーサイレンス系ミスプロ系
2009マイネルキッツアルナスラインドリームジャーニー
チーフベアハートサツカーボーイアドマイヤベガEl Gran Senorステイゴールドメジロマックイーン
ダンチヒ系ファイントップ系サンデーサイレンス系ノーザンダンサー系サンデーサイレンス系パーソロン系

天皇賞春の血統傾向分析

それでは上記の表から血統考察を行っていきたいと思います。
昨年、一昨年の血統考察をそのまま踏襲している部分も多いです。
悪しからずご了承ください。

サンデーサイレンス系が8連勝中で、6年連続3着内独占

2011年のヒルノダムールが優勝してからは、勝ち馬はずっとサンデーサイレンス系が占めています。

直近の6年は3着以内をいずれもサンデーサイレンス系が占めていて、サンデーサイレンス系が強い傾向というのが顕著に表れています。

昨年は2018年の血統傾向記事で書いた通りになっています。

昨年書いた記事は以下の通り。

(省略)

高い勝率を残しているのがステイゴールド産駒。
≪3.0.1.12≫で、勝率18.8%となっています。

今年のメンバーで言えば、レインボーラインの1頭だけですが、血統傾向的には軽視できません。

未勝利ではあるものの、ハーツクライ産駒の活躍は気を付けるべきです。
≪0.4.3.9≫で、連対率25.0%、複勝率43.8%と3頭に1頭は馬券に絡んでいるほど活躍しています。

(中略)

阪神大賞典で3着となったクリンチャーと2着サトノクロニクルの両馬は、いずれもサンデーサイレンス系×ロベルト系の組み合わせ。
キレるサンデーサイレンス系と体力も兼ね備えたパワー型のロベルト系の組み合わせも、12年のビートブラックのようにこの舞台は活躍しています。

1頭しかいなかったステイゴールド産駒のレインボーラインが優勝。
相性が良いレースですので、今年もその流れは必至でしょう。

2着は2年連続のシュヴァルグランでしたが、こちらは一昨年も2着に来ているのでそうなるのも頷けますが、血統傾向的にもしっかりと根拠がある状況です。

3着にはクリンチャー。
こちらは父サンデーサイレンス系×母父ロベルト系と、うまい具合に補い合っています。

昨年はまさにという形で決着。

昨年も引き続きこの傾向が強く、今年もまたこの傾向が続くのであれば、3着以内をサンデーサイレンス系で占めるのもありでしょう。

昨年の成績を加味すると以下の通りになります。

ステイゴールド産駒≪4.0.1.17≫
勝率23.5%・複勝率29.4%

ハーツクライ産駒≪0.5.3.13≫
連対率23.8%・複勝率38.1%

マンハッタンカフェ産駒≪1.0.1.4≫
勝率16.7%・複勝率33.3%

同じサンデーサイレンス系の中でもディープインパクト系は苦戦中

サンデーサイレンス系で1番の知名度があるのがディープインパクトでしょう。

しかし、天皇賞春ではディープインパクトは明らかに苦戦中。

≪0.1.1.15≫

連対率6.7%・複勝率13.3%

元々長距離適正が足りない産駒が多い特徴。

菊花賞もなかなか勝てない時期がありましたが、サトノダイヤモンドが優勝し、昨年はフィエールマンが優勝しました。

サトノダイヤモンドは菊花賞を勝った翌年に3着に入りましたが、13年のトーセンラーが2着に入って以来馬券内に絡んだディープインパクト産駒でした。

今年はフィエールマングローリーヴェイズがディープインパクト産駒。
天皇賞春は未勝利であることを考えると、一列下げた馬券の買い方が必要になるのかもしれません。

ミスプロ系が苦戦している傾向がある

この10年のミスプロ系は≪0.1.0.27≫と明らかに苦戦していると言い切れるものになっています。

2011年に2着に入ったダービー馬のエイシンフラッシュのみで、それ以降は馬券に絡んだことがありません。

2011年からサンデーサイレンス系が席巻していますが、その反面ミスプロ系が全く走りません。

キングカメハメハ産駒を含め、ミスプロ系は立ち回りが上手いと言われています。
馬場が悪くてもあまり成績が変わらないのが特徴など、買いポイントは沢山ありますが、この舞台ではミスプロ系は信頼するほどの成績は残せていません。

キングカメハメハ≪0.0.0.13≫
アドマイヤドン≪0.0.0.6≫
エルコンドルパサー≪0.0.0.6≫
King’s Best≪0.1.0.1≫

過去10年傾向まとめ

中心視したいのはサンデーサイレンス系。
ステイゴールド産駒の勝ち星の多さが目を引きますが、勝ちきれないもののハーツクライ産駒の活躍には驚きすら覚えます。

この2頭の子どもたちが天皇賞春を席巻しているとまで言い切れるので、この2頭には要注目。

アメリカを中心に北米で活躍していた種牡馬が、そのまま天皇賞春でも活躍していると言えます。

サンデーサイレンス(米)はもちろん、ダンチヒ(米)、デピュティミニスター(加)といった具合に、力のいる馬場に加えてスピード勝負になり易いアメリカのレースで活躍できる能力を持ち合わせた馬が好成績を残しています。

とは言ったものの、やはり注目するべきはサンデーサイレンス系で、次点でノーザンダンサー系の競走馬が活躍していると判断していいでしょう。

ノーザンダンサー系の中でも、欧州の深い芝でタフなレースになり易いレースで活躍している欧州型(サドラーズウェルズ系・リファール系・ニジンスキー系・ノーザンダンサー系)と、アメリカのダートで活躍しているスタミナとスピードを持ち合わせた米国型(ヌレイエフ系・ストームバード系・ヴァイスリージェント系)などがいます。

判り易く言うと、ステータスの振り分けで、スタミナに全振りしているのが欧州型で、スタミナを落としてスピードにも数字を割り振っているのが米国型という見方ができますが、天皇賞春では、やはり欧州型のノーザンダンサー系が上位を占める傾向になります。

リッキー
余談ですが、ダンチヒ系は中間型と呼ばれ、米国・欧州ほか世界的に成功を収めているので、米国・欧州で別けるのは難しいです。

一方でミスプロ系はやや悲惨。
サンデーサイレンス系にはスピードとキレで負けてしまい、欧州型ノーザンダンサーにはスタミナで劣るので、あとはタフな展開になることで浮上するきっかけとなるかどうかという部分。


  • サンデーサイレンス系(SS系)が活躍中
  • 特にステイゴールド産駒とハーツクライ産駒には注目
  • 欧州型ノーザンダンサー系が来ることがあるが、SS系に比べると勢いに劣る
  • ミスプロ系が不振

今年の登録馬の血統をチェック

馬名母父
ヴォージュナカヤマフェスタタニノギムレット
サンデーサイレンス系ロベルト系
エタリオウステイゴールドCactus Ridge
サンデーサイレンス系ストームバード系
カフジプリンスハーツクライシンボリクリスエス
サンデーサイレンス系ロベルト系
クリンチャーディープスカイブライアンズタイム
サンデーサイレンス系ロベルト系
グローリーヴェイズディープインパクトスウェプトオーヴァーボード
サンデーサイレンス系ミスプロ系
ケントオーダンスインザダークトウカイテイオー
サンデーサイレンス系パーソロン系
シャケトラマンハッタンカフェシングスピール
サンデーサイレンス系サドラーズウェルズ系
チェスナットコートハーツクライクロフネ
サンデーサイレンス系デピュティミニスター系
パフォーマプロミスステイゴールドタニノギムレット
サンデーサイレンス系ロベルト系
フィエールマンディープインパクトGreen Tune
サンデーサイレンス系ニジンスキー系
プリンスオブペスカハーツクライチーフベアハート
サンデーサイレンス系ダンチヒ系
メイショウテッコンマンハッタンカフェLemon Drop Kid
サンデーサイレンス系ミスプロ系
ユーキャンスマイルキングカメハメハダンスインザダーク
ミスプロ系サンデーサイレンス系
リッジマンスウェプトオーヴァーボードCaerleon
ミスプロ系ニジンスキー系
ロードヴァンドールダイワメジャーStorm Cat
サンデーサイレンス系ストームバード系

やはり大きく占めるのがサンデーサイレンス系。

ミスプロ系やノーザンダンサー系に適性が少ないのと、そもそもの分母が小さいからということもあるかと思いますが、サンデーサイレンス系が大きく占めています。

中心に見たいのはステイゴールド産駒。

今回のメンバーではエタリオウ・パフォーマプロミスが該当。

エタリオウの母父Cactus Ridgeはアメリカ生産馬。
米国型ノーザンダンサーの競走馬ということになりますが、勝っている重賞はアーリントンワシントンフューチュリティ(G3)のみで、正直実力がわからない。

サンデーサイレンス系×欧州型ノーザンダンサー系が活躍していますが、昨年のレインボーラインの母父フレンチデピュティは、カナダの大種牡馬Vice Regentに繋がる血統だけに、とにかくステイゴールド産駒であれば問題ないのでは。

パフォーマープロミスは、母父タニノギムレットでロベルト系。
父SS系と母父ロベルト系は、12年の勝ち馬ビートブラックやクリンチャーにも当てはまる組み合わせ。

決して軽視しても良い馬ではありません。

ステイゴールド産駒のナカヤマフェスタ産駒のヴォージュも面白い。
ただし、昨年人気だったガンコ(当時3人気)が14着に敗れている点を考えると、ナカヤマフェスタ自身があまりステイゴールドの血を引いていないと考えるといいかもしれない。

ただ、ナカヤマフェスタは凱旋門賞で2着の実績があるだけに、長距離適正がないということではなさそうだが…。

あとは注目するべきはハーツクライ産駒。

今年のメンバーでは、カフジプリンス・チェスナットコート・プリンスオブペスカの3頭が該当。

カフジプリンスは前走阪神大賞典で2着と長距離適正を見せた。
母父ロベルト系のシンボリクリスエス。
SS系×ロベルト系なので、軽視する必要はなし。

チェスナットコートは日経賞2着の実績があり、昨年の天春では5着と善戦を見せた。
母父クロフネはデピュティミニスター系。アメリカで活躍した馬ですので正直微妙かもしれません。

プリンスオブペスカは、母父ダンチヒ系のチーフベアハートで米国型。
そもそも、地力が足りないのではないでしょうか。
血統的には面白いかもしれませんが、穴を狙うには地力がなさすぎる。

意外と面白そうなのがマンハッタンカフェ産駒の2頭。

今回のメンバーでは、シャケトラとメイショウテッコンが該当します。

マンハッタンカフェ産駒で馬券になっているのは、11年の勝ち馬ヒルノダムールと10年の3着馬メイショウドンタク。
いずれの共通点として4歳馬でことが挙げられます。

そして、人気がないのも特徴で、ヒルノダムールは7人気から優勝。
メイショウドンタクは16人気から3着に好走を見せたました。

17年の3人気のシャケトラが9着に敗れていますが、今年4歳で迎えるメイショウテッコンは、血統的には面白いともいえるかもしれません。

ミスプロ系をどうするのか

今年は人気しそうなユーキャンスマイルや、伏兵馬のリッジマンと揃いました。
2頭ともに長距離レースで結果を残していて、消すに消せない成績が続きます。

2頭を血統面からみると、まず大事なノーザンダンサーの血をインブリードを持っています。

  • ユーキャンスマイルはノーザンダンサー≪5+5×5≫
  • リッジマンはノーザンダンサー≪5×4≫

ただ、どちらも父方はゴリゴリの米国型の血を持っていて、天皇賞春の傾向からすると軽視したい。
血統面では軽視するという方向で考えるべきでしょう。

【特注】 メジロ一族の血を引くグローリーヴェイズ

ディープインパクト産駒はあまり買えないのですが、日経新春杯を勝ったグローリーヴェイズは母メジロツボネ、母母メジロルバート、母母母メジロラモーヌと、メジロの血を引く馬。

メジロと言えば、有馬記念などを制したメジロパーマーや、菊花賞や有馬記念での3着歴もあるメジロイーグルなどがいます。

そもそも、曾祖母のメジロラモーヌは桜花賞とオークスを制した逸材です。

比較的長距離に適性に見出しているのがメジロ一族だけに、意外と面白いのではないかと思います。

まとめと今年の血統オススメ馬のご紹介

ステイゴールド産駒とハーツクライ産駒の馬は軽視は禁物。

エタリオウ・パフォーマプロミスとカフジプリンス・チェスナットコート・プリンスオブペスカの合計5頭。

ステイゴールド産駒はとにかく走るので、2頭は買っておくべき2頭です。
ハーツクライ産駒の方は2着までと考えると面白いか。頭で買うには根拠が乏しい感じもする。

SS系の中ではディープインパクト産駒は軽視。
グローリーヴェイズ・フィエールマンの2頭は、買うとしても頭で買うのは勇気がいる。
これまでの流れを考えると2着までとなりそうで、その点ではハーツクライと並び好走は見せるもののというところになるのではないでしょうか。

以下、簡単にオススメ馬です。上から順にオススメ馬としています。

  • エタリオウ
  • パフォーマプロミス
  • カフジプリンス
  • シャケトラ
  • クリンチャー
  • シャケトラ

上3つが優勝候補で、下3つは2着以下3着濃厚で組みました。

血統的には上記の6頭をオススメしたいと思います。
ディープインパクト産駒の2頭はオススメできるだけの力はないでしょう。
来る可能性もあるけれど、それならば違う馬を選んだ方がと思ってしまいます。

特注のグローリーヴェイズも含めて、血統的には上記の馬たちが面白いと思っています。