こんにちは!
爆穴ブログのリッキーです。
この記事では、9月9日に実施される紫苑ステークスの最終追い切り考察を行っています。
タイムや映像比較から、前走の追い切り時に比べて上昇気配か下降気配か、その辺りを多段階で評価しています。
秋の大一番である秋華賞へ続く大事な前哨戦。トライアルです。
牝馬3冠の最後の栄冠を目指していますので、好レースになることは間違いありません。
桜花賞で6着、オークスで4着のディアドラや新馬戦と500万条件と2連勝のルヴォワールなど注目馬が揃いました。
ディアドラは、栗東からの参戦だけに、勝負度合いは高い1戦となるのではないでしょうか。
どのくらい作られてきているのかはしっかりと確認したいと思います。
目次
追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
カリビアンゴールド【B(-C)】
9月6日(水)美浦 坂路(重)
【56.0-41.3-26.2-12.2】
単走強め。
渋滞している中での追い切りでしたので、単走扱いでも併せ調教に近い形になりました。
全体時計は地味に見えてしまいますが、最後はしっかりと時計が出ているので問題ない範囲ではないかと見ています。
ただし、最終追い切りでは比較的速い時計で仕上げてくる1頭なので、この全体56秒という時計がどうしても引っ掛かります。
もしかするとデキ落ちも考えておいていいのではないでしょうか。
サロニカ【B】
9月6日(水)栗東 坂路(良)
【55.3-39.3-25.0-12.4】
単走馬なり。
多少ふらつきが見られ、首の位置が高いのが気になりました。
その点ではややマイナス評価としていいのではないでしょうか。
1週前と2週前に強めに追われていますので、最終がややゆったりしているのは問題ない範囲だと思います。
ただ、多少の仕上がりの甘さがあるように見えてしまいます。
マイナス評価でも良さそうな反面、エルフィンSの時のラップは減速ラップで勝てていますので、そこまで気にしなくていいのではないかという見方もできます。
シーズララバイ【B】
9月6日(水)美浦 坂路(重)
【52.4-38.4-25.3-13.0】
3頭併せ強め1頭半馬身先着、1頭1馬身先着。
加速ラップとはいきませんでしたが、全体時計は良好です。
この馬の難しいところは、加速ラップを刻んでも凡走していますし、だけど、好走している時は加速ラップを刻んでいます。
全体52.4秒というのは、坂路自己ベストではありますが、どちらを選択するのかというのは難しい判断です。
上昇気配とまでは言い切れない仕上がりではないかと感じます。
現状では、休み明けの前の状態にはいるものの、大きな上昇とまでは言い切れないのではないかと見るのがいいのでは。
ジッパーレーン【B】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【5F69.0-53.5-39.4-1F13.1】
2頭併せ内強め併入。
脚色は、2馬身程先を進んでいた僚馬の方が良かったです。
直線入ったところで並ぶと、そのまま1馬身程前に出ましたが、そこから巻き返されたような形になりました。
時計判断では、特に変わったところはない印象ではありますが、上昇気配はないでしょう。
前走のデキ程度の仕上がりと見るべきではないでしょうか。
ディアドラ【B】
9月6日(水)栗東 坂路(良)
【58.3-41.3-25.3-12.0】
単走末一杯。
輸送を考慮して軽めの調整で終わるのかなと見ていましたが、最後に鞭が入って一杯に追われています。
1週間前に全体的に強めに追われていて、北海道からの輸送の影響は感じません。
その点は心配材料にはならないでしょう。
仕上がり的には及第点。
まだ先があるような作りではありますが、デキ落ちはないところで見ていいのではないでしょうか。
ナムラムラサキ【B】
9月6日(水)美浦 坂路(重)
【53.9-40.3-27.2-13.8】
単走馬なり。
馬の気ままに走らせたような形になりました。
ただ、全体的には13秒台のラップを刻み続けているので、全く負荷が掛かってないということはないでしょう。
ただ、全体時計は前走と同じで、ラップの刻み方のみが違う点をどう評価するかが鍵になると思います。
中間の動きを見ても、そこまで仕上げたというところは感じませんので、現状では前走程度のデキと見るのがいいのではないでしょうか。
ブラックオニキス【B】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【5F68.4-53.7-39.3-1F13.3】
単走馬なり。
単走追いですが、コース7分程を通過しているので、時計は参考程度です。
伸びのある走りをしている点は好感が持てます。
追えばいくらでも時計は出るでしょう。
オークス以来となりますが、そのオークスでは【A-B】評価をしていました。
結果は7着。ただ、1.3秒差もあったことから善戦したとは言い切れないものとなりました。
その時と比べても遜色ないと思いますので、評価はB評価としておきます。
フレスコパスト【A-B】
9月6日(水)美浦 坂路(重)
【55.8-40.0-26.1-12.5】
2頭併せ強め半馬身程先着。
スムーズに加速していますので、状態は良さそうに思います。
僚馬を1馬身から2馬身先行させて、最後に捉えて半馬身差付けているので、末が活きる展開になれば浮上できるでしょう。
前走の映像がありませんので、時計の比較になりますが、それでも今回の方が仕上がりは良さそうです。
全体時計が55秒前半であれば自信を持って【A】評価でも良かったのですが、後半になっているのが気になります。
0.2秒で1馬身差ですから、0.4秒でも2馬身前を走ることになるので、この0.2秒が持つ意味が違ってきます。
それだけ負荷の掛かり方が緩やかで、最後に仕掛けた程度の内容でした。
ただ、伸びのある走りでしたので、高評価しておきたいと思います。
ホウオウパフューム【B】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【4F52.6-39.0-1F12.8】
2頭併せ内馬なり併入。
映像がスタートしたのが4角入り口のところでしたが、そこから終始馬体を並べて並走状態でした。
こちらもオークス以来の1戦となりますが、デキ落ちとまでは言い切れない内容だったように思います。
フローラSにて【A-B】評価、それを引き継ぐ形でオークスで【B】評価でした。
時計比較では今回はデキ落ちを感じる内容でした。
休み明けを考慮しても、デキが上向いたとは言い切れないだけに、デキ落ち程度で見てていいのではないでしょうか。
ポールヴァンドル【A-B】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【5F66.3-51.9-38.6-1F12.8】
2頭併せ内強め1馬身先着。
カメラの角度的にはもしかすると半馬身差まで詰め寄られているかもしれません。
僚馬を2馬身程先行させて直線へ。
スッと並ぶと、そこからギアを上げて差を広げていく内容でした。
前走の映像がないので時計比較…と言っても、函館ですのでその比較すら難しいのですが、経験的な勘で言えば、仕上がりは悪くないです。
スライドが大きく、函館が合っているかどうかは不明ですが、多少は広くなる中山コースはより相性が良さそうです。
少々評価し辛い1頭ですが、デキは今回の方が良さそうに思います。期待していいのでは。
マナローラ【B】
9月6日(水)栗東 坂路(良)
【55.0-40.0-25.9-12.8】
2頭併せ一杯2馬身程遅れ。
時計は加速ラップを刻む時計を消化していますが、着差が着差だけに地味に見えてしまいます。
ただ、いつも通りの時計の刻み方と言えばいつも通りです。
相手が3歳OP馬のモズカッチャン(オークス2着)だったことも検討材料にしても、ローズSの1週前追い切りでこれでは少々厳しい印象の方が強いですね。
モズカッチャンと被るため、こちらに出走させてきたということは、そういう事情なのだろうと思いますが、モズカッチャンを比較材料にするのであれば、厳しい印象も。
ただ、時計だけをみると、近走となんら違いのない内容ですので、そこまで難しく考えなくても良さそうです。
ミッシングリンク【B】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【6F83.9-68.7-53.7-39.6-1F12.5】
2頭併せ内末強め2馬身程先着。
前走の映像がないので、時計比較となりますが、現状では問題は感じない走りをしています。
もう少し首が上手に使えたらと思う反面、しっかりと伸びているのでそこまで気にする内容でもないと思います。
前走は敗れはしましたが、0.0秒差の4着でした。
最終リハを見た所感で言えば、心配する内容ではないと見ることができます。
ライジングリーズン【B-C】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【5F70.1-54.4-40.7-1F13.1】
2頭併せ内馬なりクビ差程遅れ。
追いつきそうで追いつかない、もどかしい内容となりました。
時計の比較だけを見ても、デキ落ちを感じる内容でした。
今回の内容も今一つで、前走時の追い切りでは馬なり併入に持ち込めていましたが、最後は伸びています。
今回はダラダラと走っているだけという印象を抱く内容で、個人的には評価するポイントが見当たりませんでした。
ルヴォワール【C】
9月6日(水)美浦 南W(重)
【5F66.9-52.0-38.3-1F13.1】
3頭併せ中一杯1馬身遅れ。
2頭いずれにも1馬身遅れたのは評価に迷います。
この馬の追い切り映像は観たことがないので、なんとも言えませんが、時計比較でももう少し走れる馬なのでは。
その点では、今回の仕上がりには甘さが見られます。
もう1本から2本程度、足りていないのではないかと見ています。
ワラッチャウヨネ【B】
9月6日(水)美浦 坂路(重)
【53.2-39.7-27.0-13.8】
単走馬なり。
馬場がやや荒れている時間帯でしたので、時計はこんなところでしょう。
やや不思議なラップの刻み方をしていますが、いつも通りと言えばいつも通りです。
現状、上昇気配とも言えず、デキは前走程度と見るべき1頭でしょう。
紫苑Sの追い切りまとめ
映像配信のあった15頭の追い切りをチェックしていきました。
今回の紫苑Sの追い切りで上昇気配を示していたのは、【A-B】評価のフレスコパストとポールヴァンドルでした。
ただ、フレスコパストは上昇気配を示しているものの、近走の結果からは厳しいのではないかと見ています。
お薦めはできない1頭です。
【B】評価の中では、ディアドラはまだ理解できる内容でした。
他の有力馬の中でも、評価できる内容であったと思います。
その他、ブラックオニキスとサロニカとカリビアンゴールドくらいまでは注目しておきたいと思う馬でした。
- ポールヴァンドル
- ディアドラ
- ブラックオニキス
- サロニカ
- カリビアンゴールド
以上、紫苑Sの最終追い切り考察でした。