紫苑ステークス 2019 最終追い切り評価|アップライトスピン好評価

秋華賞の前哨戦である紫苑ステークスの最終追い切り評価を行いました。

前走時の追い切り映像やタイムを比較して、今回の調子の良し悪しを判断しています。伏兵馬の存在がいるのかどうなのかをチェックしていますので、最後までご覧いただければ幸いです。

結論から書くと、今回の調子の良さそうな馬は、でした。その辺りに着目してご覧いただけるといいかなと思います。

紫苑Sの出走馬の追い切り考察

評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。

アップライトスピン【A-B】

9月4日(水)美浦 南W(良)
【5F67.5-51.9-37.6-1F11.8】

単走強め。

単走扱いですが、実質的には5頭併せと言ってもおかしくないくらいの渋滞の中での追い切りでした。恐らく、それも目的の1つだと思います。より実践に近い形での追い切りという意味で。

ここまで2勝馬とまだ存在自体は目立っていませんが、意欲的な追い切りを消化してきたことで、楽しみだと思う部分は多いです。
馬郡を割って走っている姿は前向きに見れるものでした。

ただ、大物馬の雰囲気があるかというと、後述するカレンブーケドールが良かったです。G1で好走するだけの実力が伴っていると判断します。カレンブーケドールと比較すると物足りないものでしたが、追い切り自体は良かったと思います。

この馬の今回の追い切りを基準に、次のレース以降チェックしていきたいと思います。

時計だけを見ると、今回は面白そうです。

ウエスタンランポ【B】

9月4日(水)美浦 南W(良)
【5F69.0-53.8-39.5-1F11.9】

2頭併せ内強め併入。

併入でしたが、脚色は外を回った僚馬の方が良かったです。

1勝を勝ち上がって間もないので、力関係などは見えてきませんし、この馬の追い切り映像がありません。

時計判断で、このくらいなのかなというところで考察を終えたいところ。動きも豪快というわけではなく、こじんまりとしているので、良いとは思いませんでした。

エアジーン【B】

9月4日(水)美浦 坂路(稍重)
【53.6-38.8-24.9-12.6】

単走強め。

馬場は比較的綺麗な時間帯での追い切りでした。

首が上がったままでの内容で、走り自体は不格好でした。また跳ねて走ってるような形になっていて、その点では前進気勢というのは感じられません。

前走は美浦南Wでの調整でしたが、今回は坂路を選択。中間も坂路が多めとなりました。

最近の堀厩舎のやり方が読めないというわけじゃないですが、どうしてこういうパターンなんだろうと思うところはあります。

前走と比較すると、前走の方が良かったのではないかと思うところはあります。

カレンブーケドール【B-C】

9月4日(水)美浦 坂路(稍重)
【51.9-38.0-24.9-12.5】

2頭併せ強め半馬身先着。

しっかりと負荷を掛けられての内容で好感が持てるものでした。

前走はオークス2着でしたが、G1で好走を見せるだけの存在感のある走りを見せてくれました。真っ直ぐ安定して走れているし、集中力の高い動きを見せてくれました。雰囲気は上々です。

ただ、首の上げ下げの可動域が狭く、その点では少々微妙に映りました。ここを使ってからさらに良くなりそうな気配は感じます。

このメンバーなら好走できそうな雰囲気は感じます。

クールウォーター【B】

9月4日(水)美浦 坂路(稍重)
【54.5-39.4-25.1-12.4】

単走強め。

淡々と走っている中でも前向きさは感じることができるものでした。時計の根拠が足りない印象は受けますが、雰囲気は決して悪くはなかったです。

中間の時計を見ると、なぜか函館での調整になっていました。

ノーザンF生産馬なので、天栄かしがらきを使うもの(堀厩舎は美浦ではあるものの、滋賀のしがらきを使うことが多いです)と思いますが、なぜか空港牧場を利用しています。そのあと函館に入り調整され、美浦に移動しています。
情報不足で申し訳ないのですが、ケガをしたのであれば空港牧場も理解できるのですが、どうしてこうなったのかがわかりません。

仮にも、函館に入厩してどこかのレースを使おうとしたけれど使えなかったということであれば順調さは欠いています。

内容的には悪くはなかったものの、今回の調整パターンが良く分からないので、正直、首を傾げながら評価しています。
不気味な調整方法で、何か理由があるはず。自分の情報不足と経験不足が招いているのだと思いますが、よく分からないというのが本音です。

ちなみに、エアジーンも空港牧場を利用しており、美浦の堀厩舎に入厩して調整されてきました。
この違いがよく分からないのですが、どこかに意味があるのか…。

グラディーヴァ【B】

9月4日(水)栗東 坂路(良)
【56.1-40.2-25.2-12.0】

2頭併せ強め3馬身先着。

僚馬は終始馬なりでの内容でしたので着差は気にしなくていいかもしれません。グラディーヴァはしっかりと追われていましたので、このくらいの差が開いて当然です。

舌を出して走る時間があったりと、追われるまでは少し集中力に難がありそうでした。

追われてからは良かったですが、それでも悪くはないまでと判断したいです。

脚捌きなども良かったですし、概ね良好ではないかと思います。

トーセンガーネット【評価不可】

9月4日(水)美浦 南W(良)
【5F64.6-50.6-38.2-1F12.2】

※前走まで地方所属のため、追い切り比較が難しいので多段階評価はしていません。

2頭併せ内強め3馬身先着。

首の位置が高いのが気になりますが、僚馬相手に着差を付けてのゴールでした。

浦和での桜花賞や東京プリセンス賞を勝ち上がるだけの力を持っている馬という意味では楽しみです。

脚捌きがスムーズで、追われてからの反応も上々だと思いました。

悪くはないだけに、芝での成績がどうなのかが楽しみです。ここをあっさりと勝つようなら、秋の勢力図がガラリと変わることも考えていいでしょう。

ただ、この頭の高さではさすがに厳しいのではないかと思ってしまいます。

パッシングスルー【B】

9月4日(水)美浦 坂路(稍重)
【52.7-38.3-24.9-12.5】

2頭併せ強め半馬身遅れ。

最後に疲れてしまったのかズルズルと後退してしまうものとなりました。

ただし、美浦坂路を考えると時計は及第点。時計自体は悪くはありません。

走りを見ていると、パワー型というか、力で押し切ることが得意な馬なのかもしれません。前走の勝ち上がり方を見ると、それを裏付ける形にも見えました。

ここまで大敗知らずの馬ですが、善戦止まり。距離に問題があるのかどうかはまでは追い切りからは見えてきませんが、今回の距離は適正距離とも言えるので、楽しみにしたい1頭です。

仕上がり的には前走程度には走れる見込みです。

フィリアプーラ【B】

9月4日(水)美浦 坂路(稍重)
【52.5-38.5-25.3-12.7】

2頭併せ強めアタマ差先着。

強め未満という気もしますが、一応、強めと表記しておきます。

頭の位置が高く、全体的に可動域が狭い感じします。
もう少しスムーズに脚を動かせるといいかもしれませんが、今回の映像を観る限りでは力のみで駆け上がっている気がして、あまり良かったとは思いませんでした。

ただ、前走時も頭の位置が高く、スピード感には欠けるものでした。いつも通りまでと言えばいつも通りまでと考えていいでしょう。

フェアリーポルカ【B】

9月4日(水)栗東 坂路(良)
【54.9-37.7-23.9-1F11.9】

2頭併せ末強めクビ差先着。

僚馬はフェアリーポルカの動きを見て動かしていたので、後手を踏んでも仕方がないという感じでした。
ただ、僚馬の鞍上(助手の方だと思います)の動きを見ていると、思った以上に反応が悪いという感じではないかと思います。追い出しを待つような形になっていました。

首を前に伸ばして走っていて、重心も低く、特に悪いようには見えませんでした。

前走時は単走追いで本番に挑んでいました。走り自体はその時と変わりないように見受けられます。
馬体もふっくらと見せていて、休養を挟んだ効果が表れていると思います。

休み明けという点で仕上がり具合が気になりますが、デキ自体は前走くらいには仕上がっているのではないかと思います。
G1だったのですが、そこまで勝負度合いが高いとは思いませんでしたので、オークスの時のデキまでと見ていいはずです。

逆に見れば、好走出来ても不思議ではないです。楽しみな1頭です。

メイクハッピー【B】

9月4日(水)美浦 南W(良)
【5F64.7-50.5-36.3-1F12.4】

2頭併せ内強め併入。

強め未満という形での内容でしたが、強めという表記しておきます。

柔軟性を感じる走りをしていて、可動域が広い印象は受けました。

前走は函館ダートでの調教でしたので、今回を単純に比較するのが難しいのですが、追い切り的には悪くはないものを消化してきたのだと思います。

ここが駄目なら恐らくダートに戻して地方を回る可能性が高いです。
お試しという形での出走になると思いますので、勝負度合いが高い芝選択というわけではないでしょう。何が何でも芝で活路を見出したいというよりも、芝も選択肢に入れておきたいという形なのかなと思います。

レオンドーロ【A】

9月4日(水)美浦 南W(良)
【5F67.6-51.7-37.9-1F11.6】

単走末一杯。

鞭が1回だけ入ったように見えたので一杯と表記しておきます。ただ、強めまでと言えば強めまで、そんな追い切りでした。

前走のフローラSの時は、美浦坂路を使って13着と言う結果でした。
今回は南Wを選択していますが、その時と比較すると今回の方が動きは良好に見えました。
前走時は馬なりでの内容にしても、全く時計が出ていなかったので、今回の方が随分上昇気配です。

ただ、このメンバーであっても、今回の上昇度では厳しいようにも見受けられます。

レッドベルディエス【B】

9月4日(水)美浦 坂路(稍重)
【54.5-39.3-25.2-12.1】

3頭併せ中末強め1頭クビ差先着、1頭半馬身先着。

特に悪いとは感じませんでしたが、久々の前走を使われて更に良化したという雰囲気は感じませんでした。
時計を優先して仕上げられたように感じますので、こんなところではないかと見ることができますが、雰囲気的にはどこか足りない印象は受けます。

ただ、悪い面を書きましたが、前走からしっかりと乗り込まれているので、これはこれで整っていると判断していいはずです。
時計もいつも通りと言えばいつも通り。久々を使われた疲労などは特にないと考えていいのではないでしょうか。

紫苑Sの追い切り考察まとめとオススメ馬

今回は13頭の追い切りをチェックしていきました。

今回の追い切りで上昇気配を示したのは、【A】評価のレオンドーロと、【A-B】評価のアップライトスピンの合計2頭が前走以上と判断しています。

ただ、【A】評価と上昇度が高いと判断したレオンドーロですが、このメンバーでも厳しいのではないでしょうか。馬券でも3着があるかないかくらいのところで見ています。馬連を中心に買う私には魅力的ではない馬です。

今回はデキ落ち評価ではあるものの、雰囲気が良かった【B-C】評価のカレンブーケドールは買うべき1頭でしょう。大物感を漂わせる馬で、魅力的に映りました。

前哨戦ですので、今回は3着内を絶対に獲りたい陣営と、とりあえずどこまで通用するのか使ってみようという陣営と、賞金はあるからここを8割までのデキで挑んで本番へという陣営とで別れています。

勝負度合いという意味では、それでもレオンドーロなどは面白いのかもしれません。

と、あまりダラダラと書いても読まれている人が気になるのはオススメ馬だけだと思いますので、簡素にまとめておきます。

  • アップライトスピン
  • カレンブーケドール
  • 【A】フェアリーポルカ
  • レオンドーロ